「車のボディコーティングには、どのようなメリット・デメリットがあるの？」

「コーティングは、種類によって何が違ってくるの？」

車のボディをコーティングする際に、上記のような悩みを抱く方も多いのではないでしょうか。

ボディコーティングには良い面もあれば、デメリットとなり得る部分も存在します。

種類によって得られる効果も違ってきますので、コーティングについてある程度の知識は頭に入れておいて損はないでしょう。

そこで今回は、ボディコーティングの種類やメリット・デメリットについて、コーティング専門店のプロが解説していきます。

ボディコーティングの施工を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

車のボディコーティングとは？施工する必要はあるの？

車のボディコーティングとは、車体を薄い被膜で覆い、保護膜を形成して傷や汚れから車を守る施工のことです。

車は走行中に飛び石や砂埃、紫外線や酸性雨に晒され、劣化し続けています。

放っておくと塗装が剥がれてしまったり、ガラスが花粉や汚れで黄ばんでしまったりするので、事故の原因ともなり危険です。

そのため、車のボディにコーティングを施すことは、車を長持ちさせるためにも、安全に運転するためにも必要不可欠といえます。

また、愛車を美しくきれいに保つためにも、非常に有効な施工です。

 

車をボディコーティングするメリット

車のボディコーティングには、主に下記のようなメリットがあります。

• 車の見た目を美しくできる
• 車が傷つきにくくなる
• 雨や汚水を弾いてくれる
• 洗車が楽になる

一つずつ詳しい説明を見ていきましょう。

 

車の見た目を美しくできる

車のボディーにコーティングを施すことで、艶のある美しい見た目になります。

車本来の塗装の色を引き出し、新車以上の輝きを放つでしょう。

そのため、車に愛着がある方や、眺めているだけで楽しいという方にはおすすめです。

施工品質が高い専門店に依頼すれば、より美しく仕上げてくれるでしょう。

 

車が傷つきにくくなる

コーティングは、車のボディに薄い被膜を作ることにより、実際の車体には傷が届かないようにしてくれます。

傷がつきにくくなると、傷口からの劣化や塗装の剥離をふせぐことができ、修理費用もかかりません。

また、車を紫外線や汚れからも守ってくれるため、車の寿命を可能な限り引き延ばせることもメリットといえるでしょう。

 

雨や汚水を弾いてくれる

コーティングには、強弱はあれど撥水機能が備わっています。

ボディはもちろん、フロントガラスにもコーティングを行うことで、水を弾いて雨の日の運転でも常に良好な視界を保ってくれるでしょう。

また、雨や走行中に撥ねる水、汚水などを弾いてくれるため、車のボディにできる水シミなどを防ぎやすくなります。

 

洗車が楽になる

撥水効果によって、流れ落ちる水と一緒に汚れも落ちていきます。

そのため、洗車は水で流して拭き取るだけでも十分きれいになるでしょう。

日々のメンテナンスが楽になる点も、メリットの一つといえます。

ただし、洗車後はしっかりと水気を拭き取らなければ、水シミになるので注意が必要です。

 

車をボディコーティングするデメリット

車のボディにコーティングを施すメリットはわかりました。

しかし、メリットとは反対にデメリットはないのでしょうか。

ここでは、車のボディコーティングを施工する際に多いデメリットを解説していきます。

しっかりとデメリットを把握して、対処ができるようにしてください。

 

費用が高額になる場合がある

ガラスコーティングなどの耐久性が強いコーティング剤を使用する場合や、コーティング専門店で施工を依頼する場合は、費用が高額になる可能性もあります。

ある程度の金額を準備しておかなければならないので、あらかじめ見積もりなどを取って慎重に業者を選んでみてください。

ただ、コーティング専門店は施工の品質が良いので、予算をかけても依頼する価値はあるでしょう。

 

施工に日数がかかる

車のボディは施工面積が広いため、コーティング剤を塗布する期間も長くなります。

また、施工後は乾燥時間も含めて車が使えないので、代車を手配しておかなければならない場合もあるでしょう。

スケジュールを確認して、施工期間中に困ることがないように予定を組んでみてください。

 

白いシミがつきやすい

車のボディにコーティングを施すと、イオンデポジットと呼ばれる白いシミがつきやすくなります。

水の蒸発が早まる夏場には、特に注意が必要です。

雨が降ったあとや洗車をしたあとは、しっかりと水気を拭き取りましょう。

 

ボディコーティングの種類

車のボディコーティングには、用いられるコーティング剤に種類があります。

コーティングの種類ごとに得られる効果が違ってきますので、ご自身の予算や目的に応じて選んでみてください。

 

樹脂系コーティング（ポリマーコーティング）

樹脂系コーティングは、一般の方でも市販のコーティング剤を使用して施工ができます。

一度の雨や洗車でコーティングが落ちてしまうことはありませんが、持続性には欠けるでしょう。

 

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、ほぼ100％ガラス成分でできたコーティングです。

費用は樹脂系と比べて高額になりますが、雨や紫外線にも強く、耐久性があります。

 

セラミックコーティング

コーティングのなかでも、圧倒的な強度を誇るのがセラミックコーティングです。

費用は高いものの、寿命が長く、光沢のある美しい見た目が手に入ります。

 

まとめ

コーティングには、汚れや傷を防ぎ、車を美しく保ってくれる効果や、日々のメンテナンスを楽にしてくれるメリットがあります。

反対に、施工費用や施工時間がかかること、白いシミができやすいことはデメリットといえるでしょう。

また、車のボディコーティングには種類があります。

ガラスコーティングやセラミックコーティングなどは、費用が高い傾向にありますが、持続期間が長く耐久性に優れ、見た目も美しいのが特徴です。

コーティングを依頼する際は、ディーラーやカー用品店なども選択肢として挙げられますが、品質を重視するのであればコーティング専門店が良いでしょう。

施工後のメンテナンスを実施してくれる専門店も多いので、安心して依頼ができます。