新車の購入時を中心に、できる限り車に傷や汚れをつけたくない方は多いと思います。

ボディコーティングは、傷や汚れから車を守り、艶のあるきれいな見た目を保ってくれる人気のカーケアメニューです。

しかし、ボディコーティングと一口にいっても、さまざまな種類や効果があります。

そこで今回は、ボディコーティングのメリットや種類をご紹介します。

新車や愛車を傷つけたくない方や艶やかで美しい見た目を保ちたい方は、ぜひ最後まで読んでください。そして、適しているボディコーティングを見つけてください。

 

車のボディコーティングとは？

ボディコーティングとは、車の塗装面を樹脂やガラスなどの成分でできた特殊な液体で覆うことです。

薄い被膜が塗装面を覆うことで、雨を弾いてくれたり、飛び石や砂埃による傷から守ってくれたりします。また、艶や光沢がでることで、見た目も美しくなります。

 

車をボディコーティングするメリット

車をボディコーティングすることで、以下のメリットがあります。

• 車の見た目を美しくできる
• 車が傷つきにくくなる
• 雨や汚水を弾いてくれる
• 洗車が楽になる

車にボディコーティングをすることで、車の見た目を美しく見せると同時に、傷や汚れから車体を守ってくれます。

そのほか、雨や汚水を弾いてくれる撥水効果もあるため、新車を購入する際などに施工されることが多くあります。

また、砂や埃などが付着した際も水洗いで簡単に落とせることから、洗車が楽になるというメリットもありますよ。

 

ボディコーティングの種類

ボディーコーティングには、主に「油脂系コーティング」「樹脂系コーティング」「ガラス系コーティング」「ガラスコーティング」の4種類があります。

それぞれ特徴を見ていきましょう。

種類	利点	弱点	持続期間目安
油脂系コーティング（ワックス）	✔︎艶があり見た目が美しい ✔︎安価で施工可能	・熱に弱く、雨で流れ落ちる	2週間〜1か月
樹脂系（ポリマーコーティング）	✔︎油脂系より長持ちする ✔︎素人の方でも施工しやすい	・熱に弱い ・耐久性に欠ける	3か月〜半年
ガラス系コーティング	✔︎持続性がある ✔︎ボディに傷がつきにくくなる	・素人の方では施工が難しい	2年
ガラスコーティング	✔︎光沢が出て美しい ✔︎耐久性・持続性に優れている	・専門店にしか取り扱いがない ・費用が高い	3〜5年

 

油脂系コーティング（ワックス）

油脂系コーティング（ワックス）は、艶のある見た目が特徴です。

熱による耐久性が低く、雨や洗車で簡単にコーティングが落ちてしまう可能性があります。しかし、比較的安価で施工ができるため、簡単に見た目を美しくすることが可能です。

水垢や油汚れが付着しやすいですが、頻繁にメンテナンスをすることで美しさを保てます。

 

樹脂系コーティング（ポリマーコーティング）

樹脂系コーティング（ポリマーコーティング）は、ワックスよりも耐久性に優れています。

一般の方でも市販のコーティング剤を使用して施工ができるのも魅力の一つです。

一度の雨や洗車でコーティングが落ちてしまうことはないため、雨の日も安心して運転ができます。

 

ガラス系コーティング

ガラス系コーティングは、ポリマーコーティングに比べて持続性が高く、傷や汚れにも強いのが特徴です。

少し費用は高くなりますが、艶が出て見た目は美しく、撥水性や耐久性もあります。また、洗車の回数を減らすこともできるため、日々のメンテナンスが楽になります。

 

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、ほぼ100％ガラス成分でできたコーティングです。

ガラス系コーティングと比べてさらに持続性があり、撥水効果もあります。

費用が高く専門店でしか取り扱いはないものの、雨や熱にも強い優れた耐久性を誇り、傷や汚れから愛車を守ってくれます。

 

ボディコーティングはどこに頼めばいい？

できる限り効果を長く保つためにも、ボディコーティングをするのであればプロに頼むのが安心な選択です。

ボディコーティングを一般の方がやるとなると、かなりの時間がかかります。また、十分な知識や施工技術がなければ、仕上がりにムラが出てしまう可能性も高いです。

依頼先は、主に4つに分けられます。一つずつ特徴を見ていきましょう。

 

時間重視「ディーラー」

ディーラーでボディコーティングをお願いする場合は、新車の購入時がほとんどです。

そのため、新車納車時にはすでにコーティングが施されているので、改めて他のお店に車を持ち込む必要はありません。

ただ、ボディコーティングには高い専門性が必要なため、仕上がりにバラつきが出るリスクがあります。

 

価格重視「ガソリンスタンド」

ガソリンスタンドでは、給油の際に気軽にボディコーティングを頼めます。

スタッフの技術力にバラつきがあるため品質は不安定ですが、比較的安い価格で提供されているため費用を抑えることが可能でしょう。

 

バランス重視「カー用品店」

カー用品店でのボディコーティングは、専門店よりも安い値段で、高品質な施工をしてもらえます。

ただし、施工環境が整えられているお店と、そうではないお店があるので注意が必要です。

事前に予約やお店の人とのやりとりがあることも忘れないようにしましょう。

 

品質重視「コーティング専門店」

コーティング専門店では、時間やお金こそかかるものの、専門性の高いスタッフが丁寧に施工してくれます。

車や駐車環境によって適しているコーティングを施してくれるため、品質を重視されたい方は専門店がおすすめです。

施工後も丁寧にメンテナンスをしてくれる専門店も多いため、安心して任せられます。

 

ボディコーティング後の洗車

車にボディコーティングを施した後に洗車をする場合は、洗車機ではなく手洗いで行いましょう。

車の塗装面に薄い被膜が覆ってあるので、それを傷つけないよう水洗いで優しく汚れを落とします。

また、洗車後はしっかりと水気を拭き取ってください。そのようにすることで、できる限りコーティングを長持ちさせることが可能です。

 

まとめ

ボディコーティングは、車を傷や汚れ、雨や汚水から守ってくれるカーケアメニューです。また、洗車が楽になったり、新車から変わらぬ美しさを保てたりします。

一般の方でも、市販のコーティング剤を使えばある程度の施工は可能です。しかし、できるだけコーティングの効果を持続させ愛車をきれいに保つと考えると、やはりプロに頼むのが良いでしょう。

今回ご紹介したボディコーティングの種類などを参考に、適切なコーティングを施してみてください。